デアゴスティーニ 週刊ROBI2 週刊ロビ２ 全80号組立完(調整補修済)商品説明ご観覧ありがとうございます。説明文が長いですが、熟読の上、ご検討下さい。

（画像１枚目）
こちらの商品はデアゴスティーニ社・週刊ロビ２です。
●ロボットは８０号まで組立、一通り動作確認済みです。
本アイテムを入手し、冊子に記載の初期登録をすれば、ロボットが動作可能な 元々品を購入してデータ取りを行ってきましたが、部屋が手狭になったので、今回オークションに放出します。
出品に当たり、登録情報は初期化しております。
とにもかくにも品ですので、そのあたりはご了承ください。

●週刊ロビ２付属のロボット「ROBI2」の特長としては、本ロボットのベースとなった初代ROBIと同様、２０個のサーボモータを搭載し、愛くるしい動きや会話を楽しめるロボットです。
外観は身長約34cm、体重約1kgと比較的小柄、サーボモーターへのケーブルが内部に収納され、全体的に曲面が多用されて、すっきりと洗練されたデザインです。
眼が大きく表情豊かで、独自のシナリオを用いることで人間らしい自然で感情豊かなコミュニケーションを実現していることが大きな特徴となっています。
さらにROBI2では、約３０００種類の会話を楽しめる音声認識制御を基調とし、家族の顔と名前を憶えてくれる顔認証や誕生日や記念日を教えてくれる機能、また相棒ロボット(Q-bo)を使った機能が追加されています。
世界的に有名なロボットクリエイター 高橋 智隆氏が手掛けた本ロボットで、持ち主にとって自分だけのロビにカスタマイズできる余地が増えています。
公式サイトを下記に記します。
https://deagostini.jp/rot/

デアゴスティーニ社は、週刊ロビ２の前は週刊ロビを発売しており、約１５万部の売り上げを記録しました。
今回、さらにパワーアップしたロビ２により、生活に寄り添う新時代のフレンドリーなロボット像が見えてくることでしょう。

●今回の出品物のロボットにて、組立後に何種類かの声がけによる反応動作を確認してきました。
ただ、全ての動作を検証しきっている訳ではありません。

私の過去の経験上、特に新品未開封品ではサーボモーターの初期不良が混じっていた事例が２～３割ほどあり、大きなリスクとなります。
ですが、今回の出品は組立品であり、当方にて全サーボモータの動作チェックを行っておりますので、安心してお使いいただけます。
また、サーボケーブルについても、初心者にありがちなパーツ間の挟み込みによる被覆破れや断線箇所を確認し、修繕しております。
写真のように、本体、冊子、その他備品等、使いこなすための配布物はほぼ一通りそろっています。

※運送中に誤ってスイッチがON側に倒れても問題を起こさないようにするために、ロボット本体はバッテリーを外して同梱した※運送中の破損防止のため、Q-boは解体して梱包しています。

欠品あるいは注意が必要な付属物は以下の通りです。
■欠品の影響と対応■
・予備ネジ
⇒予備ネジは手持ちの予備分をお付けします。
・古い黒目
⇒組立途上に使用していた仮の部品であり、欠品影
響軽微だと存じます。
・ロビ耳ヘッドホン、「ミニロビ」フィギュア、
「ミニQ-bo」フィギュア
⇒ロボットの動作とは無関係であるため、欠品影響
軽微だと存じます。

以上述べたように、完成済のロボットの動作の切り口からみれば、実質的には欠品の影響は無いと思います。

・ROBI2は組立直後の初回の電源起動において、「ロビの目覚め」という通常は１度しか行えないイベントを経験することが可能です。その際に、ROBI2オーナーの初期登録として呼び名や顔写真、誕生日の情報、また、内部時計(RTC)の設定のため日時設定を行うことになります。
今回出品するロボットについては、組立後に何度か起動し、動作確認やデータ取りを行ってきました。ただ、今回出品するに当たり、当方にて一旦初期化しました。このため、本アイテム入手後に、落札者様にて「ロビの目覚め」により初期登録のプロセスを実施する必要があります。
落札者様の方で、通常は１度しか行えないイベントを経験してみて下さい。
なおその際には、付属の充電チェアによりROBI2を事前に充電、また初期登録に使用するQ-bo用に単４電池２個の準備が必要です。

以下、出品アイテムの詳細内容に関して説明を加えます。

（画像２枚目）
●本ロボットはサーボモータを使用していますが、歴代のサーボ系シリーズとは異なりゼロ点調整の必要なくバランス感覚の高い動作が実現できています。
本出品商品は、特性ばらつきの少ないサーボモータで構成された、非常に恵まれた製品のようです。
例として左右の画像に、声がけによる前進歩行、バランス運動の様子を示します。この写真のように、安定した床面にて転倒せずに動作します。

組み込まれた動作を安定して行うには、２０個のサーボモータへの結線及び良品性を確認することが必要です。
本ロボットは、動作テスト用microSDカードを使用して、５系統のサーボモータ配線が末端まで結線されていること、２０個のサーボモータが良品であることを確認しています。
また、いくつかの動作においては、ロボットに流れる動作電流を測定しており、配線ショート等、極端に大電流を流す現象は見られておりません。
以上のことから、２０個のサーボモータは、ミスなく搭載組み立てされていると考えています。

因みに、今回出品するROBI2は、入手当時は前進歩行時やバランス運動時に転倒するという不具合が見られました。
そもそもROBI2は、冊子の技術説明記事を見ると分かるように、初代ROBIに比べて非常にシビアで繊細な設計となっているため、より確実で注意深い組立作業が必要です。
実際にロボットを解体及びオーバーホールしてみると、明らかに前所有者の組立品質の悪さ、詰めの甘さが散見されました。
それらは、たとえ初代ROBIでは問題なくても、ROBI2では看過できなくなるレベルの品質であったため、当方にてその個所を一つ一つ修繕した結果、この画像に示すように正常な動作を示すまでに回復しました。

（画像３枚目）
●ROBI2は、初代ROBIの進化版ロボットとして、初代ROBIとコミュニケーションしながら所定の遊びを行う機能を持っています。
当方は初代ROBIも所有しており、左の画像に、今回の出品ROBI2を用いた「あっち向いてほい」の動作を示します。
初代ROBIにだけ聞こえるように「遊んで」と話すと、赤外線通信によりお互いに連携を取りながら、図に示すように「じゃんけん」と「あっち向いてほい」を実演してくれます。
負けた際のROBI2の発する「負けちゃった～」のセリフも、なかなか可愛いものです。
既に初代ROBIをお持ちの方であれば、本出品物によりこのようなパフォーマンスが可能となります。
なお、今回の出品物として初代ROBIは含まれておりません。

また、初代ROBI及びROBI2用に、パーソナルモビリティとして「ロビライド」が販売されました。
これは、セグウェイ状の２輪の乗り物であり、当方も手に入れております。
右の画像に、その際の動作を示します。
図示するように、声掛けにより本ROBI2がバランスを取りながらロビライドに騎乗し、騎乗後は車輪移動を受け付ける前のスタンバイ 今回ROBI2をオーバーホールしたことにより、安定して騎乗動作、移動動作をすることができています。
なお、今回の出品物としてロビライドは含まれておりませんので、別途、落札者様で購入していただく必要があります。


以上が、本アイテムの説明で、以下は余談です。

ROBI2は、Bluetooth通信、カメラ機能、画像及び顔認識機能、リアルタイムクロック等、初代ROBIには無い様々なテクノロジーが搭載されています。
さらにROBI2を入手してから独自にデータ取りしてきましたが、機能追加のためか、相当設計的に無理をされているような印象を持ちます。
80号の発刊が予定よりも遅れたことがありましたが、そうせざるを得なかったのもメーカー側の苦労があったのかもしれません。

そして、そのことがユーザー側の組立作業に関する要求レベルを上げています。
完成後のロボットを持ち上げるだけでも、四肢がブルブルと震える状況が散見されることが、そのシビアさを物語っています。
少しでも組立に気を抜くと、立位姿勢や電子制御の安定性が損なわれたりするので油断ができません。
初期不良の少なくないサーボモーターも、ユーザー側で丹念にチェックする必要が出てくるでしょう。
スキーに例えると、初代ROBIは初級者コース、ROBI2は上級者コースに例えられるようなイメージです。
デアゴスティーニ社も、こんな難度の高い製品をよく送り出したなあと感じます。

週刊ロビ２は創刊当時、同じ組立パーツ付きマガジンのシリーズとして講談社から発刊された「週刊鉄腕アトムを作ろう」と市場を２分しておりました。
でも、その状況下でも数万体級の販売規模であり、この点でも技術に対する関心やモノづくりに関する我が国の国民的な心意気が伝わってきます。
少なくともデアゴスティーニの発刊するロボットシリーズは、ロボット組立を通じて様々な知識、見識を蓄積できる大いなる”学びの場”です。
ハイレベルの組立に、多くのユーザー様が果敢に挑戦されているのは、非常に感慨無量ですね。

高橋智隆氏が構想する、ロボットが日常生活に入り込みつつある新時代を感じさせる本ロボット。
近未来を垣間見るため、この機会に、入札を検討されてはいかがでしょうか。